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2012.10.05 Friday
久しぶりに見たくなってDVDを借りてきました。
英語圏の映画ではないというのは覚えていましたがどこの国だったか忘れてました。
ドイツ映画でしたね。
かなり前に見たのでところどころ覚えてはいましたが忘れてたシーンも多く楽しかったです。
印象的なあのラストシーンは何度見ても色あせる事はありませんでした。

がっつりラストシーンのネタバレしているのでたたみます。

どこかでふっとタイトルを思い出して。
そのとたんにラストシーンが甦ってきました。

余命宣告をされた二人が海を目指していくロードムービー。
「天国での流行は海の話をすること」とマーティンのついた嘘に「海を見た事がない、見に行きたいと」言い出すルディ。
二人はギャングの車を盗んで海へ向かう。
ギャングや警察に負われながらも一日一日を精一杯楽しむ二人。
どこか憎めないギャングの馬鹿二人、ちゃっかりものの銀行員。
強盗や盗難を繰り返しながらも、そのお金を自分の為だけではなく他の人のために使おうとする主人公二人が実は一番の善人なんじゃないかって思えるくらい。
派手でコミカルですが、とてもやさしい空気の漂った映画でした。
笑った笑った。

だけど、時折突きつけられる死という現実。
楽しそうな二人の映像があるからこそ、とても切なくなります。
海の絵の前での、潮騒の音が流れマーティンが痙攣を起こして倒れるシーンがまたそれを暗示していて。
そしてラストシーン。
今でも憶い出して泣けるくらい。

念願の海に辿り着いたルディ。
一緒にテキーラを飲みながら海を眺める二人。
そして、静かにゆっくりと崩れ落ちるマーティン。
それをわかっていたかのように彼を見つめるルディ。
うしろからのショットで、静かで切なくて。
悲しいんだけど彼は満足して天国へ行ったのかなって思えるようなラストでした。

何度見てもおもしろい。
何度見ても胸にくる最高の映画です。
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