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2024.04.20 Saturday
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2015.09.12 Saturday
ネットでの評判がとても良かったので図書館で借りて読みました。
以下はネタバレを気にしない私の感想です。





私は「老ヴォールの惑星」が一番好きです。「漂った男」は好き、というわけではないですがすごい!と思いました。

「老ヴォールの惑星」

ブックカバーをつけていたので気付かなかったのですが、表紙のイラストがその知性体のイメージイラストだったのですね。
図書館で返すときにようやく気付いて、返却口の前でまじまじと表紙を眺めてしまいました。
読んでいるときはもっとずんぐりしているイメージだったのですがこのイラストだとすごくきれいな生物。光っていたらさらにきれいなんじゃないかな。
知識や経験を共有して、後世へ受け継いでいくという設定はとてもロマンチック。
生命を食べることで細胞として受け継いでいくという考え方はあるけど、それに知識や経験までも付加されたら進化も早まったりするのかな。
自分という個体が死んでしまっても、その細胞や知識や経験が誰かに受け継がれていくのなら今自分が生きている意味もあるんじゃないかって思えました。
若い個体たちの話し言葉が一生懸命でかわいらしかったです。
実際のヴォールは本当に話の最初の方にしかでてこないのだけど、それがまたいい。

「漂った男」

Cast Away、とか夏の朝の成層圏を思い出しました。
この設定でここまで読ませるのはすごい!と思いました。
「老ヴォールの惑星」は読んでいてわくわくしていたのですが、こちらはハラハラしたり気が重くなったりしていました。
好きな話ではないですがおもしろかったです。
主人公同様、中尉が癒しでした。

どちらの物語も最後の一行が良かった。
読み終わったあとにぐっときました。
特に「漂った男」。そっけないくらいなのに、だからこそよけいにきました。
あと登場人物の名前のつけ方がけっこう好きでした。
あまり見ない名前ですが響きが良かったです。
でも見慣れないから思い出せないのですが。
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